高血圧症は生活習慣が原因で起こる病です。高血圧にならないためにも日頃から食生活の見直し、軽い運動などを取り入れて予防しましょう。当サイトでは高血圧の数値や高血圧になりやすい人の特徴・治療法などについてご紹介していきますので、高血圧症にならないためにも参考にしてください。

高血圧と頭痛の因果関係とは

頭痛や色々なストレスに悩む女性

頭痛はありふれた症状です。肩が凝った時や睡眠不足、ストレス、過労、風邪、二日酔いなどでも起きることがあるため、高血圧との関連性はあまり重要視されてきませんでした。
しかし、高血圧の患者さんは頭痛を訴えることが多いです。
そして、高血圧と頭痛がセットになると、脳出血や脳梗塞や高血圧性脳症のリスクが高くなることが判ってきました。

高血圧による頭痛の原因は、脳の血管が拡張して神経を刺激するためだと考えられています。
血圧が高い人にとって頭痛は、高血圧からの危険サインととらえるのがベターです。頭痛を伴う高血圧で気をつけたいものに、脳出血があります。
脳出血は突然意識を失う病気だというイメージがありますが、実はそれ以前の段階で、脳血管から染み出た血液や分泌物が脳内に血の塊(血腫)を作ります。
血腫が大きくなると、頭蓋内圧が上昇するので脳がむくんで頭痛が起きることがあります。

血圧が高い状態が長く続くと、血管が傷ついて動脈硬化の原因となります。
高血圧から動脈硬化、そして脳出血というコースを辿らないためには血圧を良い状態にコントロールすることが大切です。
脳出血が脳の血管が破れる状態であるのに対して、脳の血管が詰まると脳梗塞となります。
脳梗塞では、頭痛の症状がある人は少ないです。しかし、梗塞した範囲が広い場合は頭蓋内圧が上昇するので、頭痛が起きることもあり得ます。

また、急激に血圧が上昇すると脳全体に水分が溜まって脳がむくみます。すると頭蓋内圧が上昇するので、神経が刺激されて頭痛がおきます。
特に、高血圧がある人が早朝や寝起きに頭痛が起きる場合は、頭蓋内圧が上昇しているための頭痛である可能性も考えられます。

頭痛の原因は必ずしも高血圧によるものとは限りませんが、頭痛が起きている原因が疲労やストレスなどであったとしても、高血圧の人にとってこれらはできるだけ早く取り除きたいものです。
疲労やストレスも血圧を上げる一因になります。頭痛は体からのサインや高血圧からの警告サイレンだと思って、頭痛がする時は血圧を測定してみることをお勧めします。

頭痛の症状と似ている高血圧性脳症とは

血圧が急上昇して収縮期血圧が210mmHgを超えたり、拡張期血圧(下の血圧)が120mmHgを超えると、脳に水分が溜まって脳がむくんで(脳浮腫)、頭痛が起きることがあります。
このように、脳浮腫によって頭蓋内圧が上昇する病気を高血圧性脳症と呼んでいます。

高血圧性脳症の典型的な症状は激しい頭痛や吐き気、嘔吐、目のかすみなどです。
この状態が続くとけいれんや意識障害、昏睡状態となることもあります。
直ちに血圧を下げなければ、脳や心臓や腎臓に重篤な障害を生じたり、重要な臓器に不可逆的な障害や致命的な障害を来す可能性があります。

血圧が200mmHgを超えて頭痛がある場合は、救急車を呼んでOKです。
倒れたわけでもないのに、血圧が高いくらいのことで救急車はダメなのではないかと躊躇する人も多いかもしれませんが、高血圧脳症の可能性が考えられる場合は、迷わずに119番通報して救急車を要請して欲しいと思います。

高血圧性脳症を予防するためには、血圧が高い人は朝と夜の1日2回、血圧を測定するのが理想的です。
朝は起床後1時間以内排尿を済ませた後に測定します。
高血圧の薬を飲んでいる人は薬を飲む前に測ってください。夜は寝る前がベターです。但し、入浴後1時間以内や飲酒後の測定は避けてください。

また寒さに震えながら測ったり、散歩などの運動をした直後やゴミ出しに行ってきた直後に測定するのはNGです。
足を組んで測定したり、4回以上連続で測定するのもNGです。正確な数値がでません。2回測って、平均値を記録しておくと良いでしょう。
受診する際は、その記録を主治医の先生に見せると、薬の効果が判りやすい、どのようなタイプの高血圧なのか判断材料になる、などのメリットがあるので主治医の先生も非常に助かります。

一家に1~2本は体温計があるように、一家に1台は体重計があるように、血圧が高いと言われた人は、血圧計を置いておきたいものです。
手首式のタイプよりも、上腕で測定するタイプの方が正確な数値が出ます。
今は測定しやすい血圧計も沢山あるので、使いやすい物を予算に合わせて選んでください。