高血圧症は生活習慣が原因で起こる病です。高血圧にならないためにも日頃から食生活の見直し、軽い運動などを取り入れて予防しましょう。当サイトでは高血圧の数値や高血圧になりやすい人の特徴・治療法などについてご紹介していきますので、高血圧症にならないためにも参考にしてください。

更年期による高血圧の特徴とは

老人

若い頃は低血圧だった人が更年期を境に高血圧になることが時々あります。
女性で30歳代までに高血圧になる人は数%にすぎませんが、40歳代になると予備軍を含めると約32%、50歳代では約58%が高血圧やその予備軍です。

更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減ります。エストロゲンには、血管を拡張する作用や動脈硬化を抑制する作用、悪玉コレステロールを抑制する作用があります。
エストロゲンの分泌が減少するとこれらの作用が弱まって血圧が高くなりやすいです。
また、エストロゲンが減少することで自律神経が乱れることも一因です。それらに加えて、更年期の時期は何かとストレスの多い時期でもあります。
子供の進学や就職や独立、親の介護、夫源病という言葉もあるように夫との関係もギクシャクしてきてそれがストレスになりやすい時期です。
実際に血圧計を一日中つけてもらうと、旦那さんが帰って来た途端に血圧が急上昇し、旦那さんが出かけた途端に血圧が下がっているケースもあります。

更年期の高血圧は、不安定で変動が大きいという特徴があります。
普段は高くないのに病院で測定すると急上昇する人や、更年期の症状の一つである頭痛に伴って血圧が上昇する人や睡眠不足になるとたちまちにして急上昇する女性も多いです。
今までは何でもなかったほんの些細なことで血圧が上がるというのが、更年期女性の高血圧の特徴です。

その背景には、更年期による不安やイライラなどのストレスも関連していると考えられています。
頭痛やめまいやほてりなどの更年期の症状がストレスや不安となり、そのストレスや不安が原因となって血圧が上がります。
そして血圧が上がるとそれが不安やストレスの原因となるという、悪循環に陥っているケースが多いです。

今まで低血圧だった人は急に血圧が高くなっても、測定の仕方が悪かったのだろうなどと考えてしまって、病院へ行かない人も少なくありません。
しかし、更年期の高血圧は放置しないことが大切です。
家族に高血圧の人がいる人や肥満している人、妊娠時に血圧が高かった人は特に要注意です。

更年期による高血圧改善は病院に行く

更年期による高血圧は変動が大きいため、ある時は丁度いいくらいの血圧なのに時々何かのきっかけでものすごく血圧が上がっているというケースが多いです。
そのため、測定の仕方が悪かったのだろうとかたまたま高かっただけだろうなどと考えてしまいがちです。中には、血圧計がおかしいのだと思っていた人もいます。
このような場合は、朝と夜の1日2回血圧を測定して、1週間分でも2週間分でも良いので記録をつけて、それを持って病院を受診することをお勧めしたいです。

朝は起床して1時間以内に、排尿を済ませてから測定してください。夜は寝る前に測定します。
但し入浴後や食事後は避けて、1時間ほど経ってから測定しましょう。また、寒さに震えながら測定すると血圧が高くなるので、気をつけていただきたいです。
これらの血圧の数値と共に、血圧が高くなるような心当たりがある時はそれをその横に書いておくと良いでしょう。
忙しかったとか夫と口論、頭痛ありなど、簡単なメモ書きでOKです。

高血圧にはいろいろなタイプがあります。
このような記録があると、病院の中でだけ高くなる白衣高血圧なのか、病院では優等生の仮面性高血圧というタイプなのか、早朝に高くなる早朝高血圧なのか等、高血圧のタイプを判断しやすいです。
更年期の高血圧の場合、血圧を下げる薬よりも女性ホルモンを補うホルモン補充療法が効果的なことや、心療内科で処方された精神安定剤が効果的なこともあります。
内科へ行くべきか婦人科で治療すべきか、イライラが強い場合は心療内科の方が良いのか迷うと思います。

まずは婦人科を受診して、採血で血液中の女性ホルモンの量や、女性ホルモンを出すようにと指示を送っている卵巣刺激ホルモンの量を調べてもらうのが良いと考えます。